早漏は射精障害
早漏は、医学書の一般的な分類によると「射精障害」という病気の一種になるようです。射精障害は、ED(勃起障害)とは違い、勃起することには問題がなくても射精ができない状態を言うらしく、膣内射精不能や早漏、遅漏、逆行性射精などに分類されます。なんだかおかしいなと思うのは私だけでしょうか。「射精ができない状態」って、早漏は早くイッてしまうのですから射精は立派にきちんとできているのに、なんでこんな射精不能の範疇に入れられてしまっているのか私には理解できません。
ともあれ、早漏は射精障害の範疇の中でもごく一般的によく見られる症状とありますから、やはり多くの男性諸兄が早漏という「射精障害」を抱えて悩んでいることは間違いありません。また、世界保健機構(WHO)という国際的な機関でも、早漏を射精障害という範疇に分類しているようです。
WHOの文献によると、早漏は「男性の随意的な射精を調節する能力が欠如し、自分の意思にかかわりなく早くクライマックスに到達してしまう障害」となっています。「国により多少の違いはあるが、男性のおよそ30~50%程度がその障害にかかっている」とも書かれていますから、これはもはや障害というよりも多くの男性が抱える、人の人たるが故の悩みでもあるとも言えるのですね。