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ノルアドレナリンの過多から来る早漏

少し変わっていますがひとつの説として、脳内にある神経伝達物質のノルアドレナリンが多すぎるから早漏になるのだ、という見解もあるようです。ノルアドレナリンとは、人の集中力やヤル気、緊張などを高めていく強い覚醒力や興奮作用を持つ物質だそうです。

ストレスや不安を感じると、多量に分泌されるという特徴があり、交感神経を活発にして心拍数や脈を高めていく働きを持ちます。それが脳内に多く分泌され過ぎると性的な興奮や集中力も急速に高まってしまい、射精命令が誤って早く伝達され、挿入後は瞬く間に発射してしまうのである、という説です。

この説が正しいとすれば、ノルアドレナリンと同様に神経伝達物質といわれているセロトニンを脳内に増加させることで、早漏は改善していく可能性があります。セロトニンには、不安感情や衝動、性行動、食欲、体温などを調節する働きがあると考えられているからです。

ノルアドレナリンと相反するセロトニンが増えることにより、ノルアドレナリン効果で急激に高まっていく興奮状態を中和して抑えることができる、とも言われています。通常、セロトニンは毎秒数回の割合で常に脳内に分泌されています。

そうしてノルアドレナリンによる興奮などを抑え、勃起も正常で射精も適正に行われるのです。ところが、早漏の場合には、このセロトニンの分泌量が少ないために、ノルアドレナリンが多く分泌されすぎて、抑えも利かなくなり、早漏になるのだといわれています。

つまり射精の早い遅いはこのセロトニンの分泌量に左右されているということです。セロトニンは、人それぞれ遺伝子の組み合わせの違いにより分泌量が違ってきます。日本人には、一般的にはこのセロトニンの分泌量の少ない人が多いようで、だから早漏が多いのだ、とも考えられます。

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身体に起因する早漏

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